46、N君の事

0歳前後の時、エクアドルにいた時にN君と出会った。

ある事がキッカケで、20数年ぶりに東京で話をした。

 

彼は、ポルトガル、スペイン、ペルー、とサッカーをしながら世界を渡り歩いてエクアドルの叔父の元に辿り着いた。

叔父が変なヤツがいるからと彼に合わせてくれ、一日中何もする事がなく暇だった俺達はビーチサッカーをしたりしてすぐ意気投合した。

 

その当時、

彼はめちっくちゃ貧乏で、毎日飢えていた。

余りにも可哀想だったのでマクドナルドを奢ってやると、そのお返しにと、現地人が食べている蝿がドッサリとたかっている汚な過ぎる屋台で食事を奢ってくれた。

多分、1ドル位だろうけど、彼にとっては高額だったと思う。

汚さとは裏腹に信じられない位、美味しくてその感動は今だに残っている。

 

そんな生活をしていた、ある日の事。

彼は叔父がオーナーだったエクアドルリーグのサッカーチームに出場。

日本人として、初めてのプロ選手になった。

試合を見た事も覚えてるけど、確か10番のポジションだったと思う。

次の日から

街を歩けば、モテモテの有名人。

皆んな話かけてくる。

 

彼に、その時の報酬を聞いた、

バナナ 数100本買える位、、、。

プロ選手と言えども、そこは南米。

彼位のレベルはうじゃうじゃいた。

 

相変わらず貧乏だったのね、、

 

その後も彼は、生まれもった人間の良さと栄養価の高いバナナを食べて生き残り、コロンビアに渡った。

そしてコロンビアに渡った直後に強盗に会い、全財産を失い、日本に帰国。

(一体あいつから何を取るんだよ。)

帰国後も沖縄でサッカーを続け、今は東京でサッカーと関わりながら働いている。

 

そんな面白いヤツだから、20年忘れた事はない。

いつか会いたいなってずっと思ってた。

 

20年前の出会いが

20年後に 繋がるって本当に嬉しい。

 

人との出会いは、本当に凄いな