33、告白2

小さいながらも、
自分の会社を持ち数十年やって来た。その中で一番、耐え難く辛いのは
資金繰りや商品やトラブルではなく
スタッフが去っていく事。

最初の社員のS君が辞めた時は
業務を拡張して、さあ今からガンガン行こう!という矢先だった。
「歯科医院を継ぐので大学受験の為に辞めます。」
と言われた時には
腰がへたり余りのショックで3日間、部屋にこもり泣き続けた。
彼はそれ位、優秀で大切な存在だった。
辞めると言われる度に
自分の全部を否定され、
身体の一部がもぎ取られる位、
辛い。
今だに社員から「話があります。」と暗い口調で言われる時なんかは、心臓がバクバクして、冷や汗が出てくる(笑)

その後も沢山の人が入り、沢山の人が去っていった。
次のステージに行く為に仕方ない場合もあり、
義務は果たさず権利ばかり主張してワガママ放題のヤツもいた。

殆どの人はオーナー(持主)を羨むかもしれない、

でも基本的には
オーナーは去る事は出来ない。
オーナーになるという事はそれなりの覚悟がいる。

分かった事が1つだけある。

沢山の
別れや出会いの中で
絶望や、寂しさを沢山味わう事で
人の気持ちが分かる様になり

上部ではない
本当の意味の「優しさ」というのが身に付くと思う。

だから、今は辛くても将来の為の
種まきとして捉えた方がよい。

 

2015年4月4日