36、「いちりゅう」の意味

 

10年前、お婆ちゃん姉妹から俺は店を買いました。
15席の店を500万円でした。

お婆ちゃんは10年経営していたのでその10年の月日の信用を500万円で買った事になります。

お婆ちゃんの所で修行している時は
店を買うのかどうかは、お金も無かったし半分半分でした。
しかし、お婆ちゃんから
「けんちゃん、けんちゃん」
と呼ばれ孫のように可愛がられる様になり、
後継ぎは俺しかいないって思ったんです。
そして、国民金融公庫から439万円借りる事が出来きスタートしました。
だから、今の「いちりゅう」はあの時の決断がなければもう10年前に消えてます。

いちりゅうは20年目に入りました。
飲食店で20年生存する確率は3%位だと思います。

20年の重みは結構な重圧です。
それは年々、積み重なっています。

初めて明かしますが
「いちりゅう」の名称の意味は、
「ひびき」がいいからだそうです。
特に意味はありません。(呆)お婆ちゃん達も「私たちは二流よ」と口癖の様にいってました。

俺は生存する原理原則は

「思いやり」だと思います。
二流でも何でもいい
人を思いやれれば、
自ずとお客様の気持ちやニーズは理解出来ます。
言葉で言えば簡単な事なんですがめちゃくちゃ難しいんです。
だから、
俺は朝から晩まで人の事を考えてます。
社員の声を聞いただけで体調や考えが分かります。
お客様が店に入ってきた瞬間から、何をお客様が求めているのかを推測します。

人が変わり、時代が早く流れても、俺の考えは一切変わりません。

そこだけは「一流」を目指したいと思います。

2015年5月2日